ビジネスだけでなく日常生活でもとても便利なマインドマップツールですが、何を使えばよいか迷っていませんか?数あるマインドマップツールの中でもXMindは無料で使えるにも関わらず高機能となっています。

そこでこの記事では、Xmindについて下記を解説していきます。

  • XMindの概要
  • XMindのメリット・デメリット
  • XMindの活用方法

XMindをあなたのビジネスやライフスタイルに取り入れることで、さらなる効率化が図れるはずです。

マインドマップとは

マインドマップとは、頭の中のアイデアを図として可視化し、自分の思考や記憶を整理する目的で使うツールです。

テーマのトピックを中心におき、そのトピックから思いつくまま自由にアイデアの枝(ブランチ)を生やしていきます。個人のみならず、複数人によるミーティングでの複雑なアイデアを整理することができる画期的なツールと言えるでしょう。

筆者もマインドマップは日々お世話になっており、プレゼンを作る際のトピックの洗い出しから整理まで幅広く活用しています。

マインドマップを使うメリット

マインドマップを使うメリットは「思考の整理ができ、新たなアイデアに繋がること」です。

ビジネスシーンだけでなく日常生活においても、頭の整理が追いつかず、なんだかモヤモヤする、といったことはないでしょうか。そんなときにマインドマップを使えば、自身やチームの思考が視覚化され、TODOがはっきりと見えてきます。

XMindにはプロジェクト管理ツール(有料)もあるので、XMindひとつでプロジェクトのスタートから管理まで全ての工程が賄えます。

Xmindとは?

マインドマップは本来、実物の紙にアイデアを書き出す思考術でした。しかし現代では、パソコンやスマートフォンで使える様々なマインドマップツールが開発されています。その中でも有名なツールの一つが「XMind」です。

XMindは無料(有料機能あり)で使える、とても高機能なマインドマップツールです。

開発元は香港のXMind Ltd.社ですが、しっかり日本語対応されています。

ホームページやアプリケーション内は完全に日本語対応しているので、有料版のお支払いなどが発生する場合でも、迷いなく操作できるのは安心ですね。

Xmindの種類

XMindは「XMind 8」と「XMind 2021」の2種類が提供されています。

「XMind 8」は一度購入すれば永年使える買い切りタイプ、「XMind 2021」は6ヵ月もしくは1年ごとの支払いが必要なサブスクリプションタイプです。

また、搭載されている機能にも少し違いがあります。個人的には買い切りタイプのXmind 8で十分だと感じています。

当記事では買い切りタイプの「XMind 8」を取り上げて解説していきます。では、XMindの料金やメイン機能について確認してみましょう。

XMindの料金・機能

XMindの料金と主な機能は以下の通りです。

Xmind 8 無料版Xmind 8 有料版
料金0円13,036円(買い切り)
メイン機能全てのマインドマップ
画像・ファイルの貼り付け
PNGで書き出し
全てのマインドマップ
画像・ファイルの貼り付け
PNG・PDF・SVGで書き出し
Word・Excel・PPTで書き出し
クリップアート
ブレインストーミングモード
プレゼンテーションモード
ガントチャート
音声メモ
パスワード設定
Iconfinder(アイコン検索機能)

当然ながら有料でしか使えない機能がありますが、全てのマインドマップテンプレートは利用できますし、画像書き出しも可能です。始めは無料でお試しされて、必要に応じて有料版の購入を検討されてみてはいかがでしょうか。

ただし、個人的にはPDFでの書き出しができる有料版をおすすめしています。PDFであれば大量に枝分かれしてしまったトピックも拡大して表示した時に鮮明に見えますが、pngの場合やや見づらいことも。一度買ってしまえば永年使えますので、Xmindをメインのマインドマップツールとして使うのでしたら非常にお買い得と言えます。

Xmindを選ぶメリット

数あるマインドアップツールの中から「XMind」を選択するメリットは、主に以下の4点が挙げられます。

  • マップテンプレートが豊富
  • 無制限にマップ作成可能
  • プレゼン機能が優秀
  • 老舗メーカーで安心

一つずつ見ていきましょう。

マップテンプレートが豊富

基本的にXmindは無料で全てのマインドマップを利用可能です。

基本的なマインドマップのテンプレートが用意されているので、どのマインドマップを使えばいいか迷う場合には、ひとまず「XMind」を選んでおけば困らないでしょう。

無制限にマップ作成可能

XMindは「.xmind」という形式で、パソコン等の端末内に直接ファイルを保存します。作成ファイル数に制限はなく、端末の容量が許す限りいくらでもマインドマップを作成可能です。

プレゼン機能が優秀

有料ですが、プレゼンテーションに最適な「ピッチモード」というものがあります。これは作成したマインドマップを、自動で綺麗なプレゼン形式のスライドショーにしてくれる機能です。

マインドマップをプレゼンで使用したい人にとって嬉しい機能です。

老舗メーカーで安心

開発会社のXMind Ltd.社は、10年以上マインドマップを専門に開発している老舗メーカーです。

アップデートも都度行っており、不具合へのケアや突然のサービス終了などの心配も低いでしょう。

Xmindのデメリット

ついでにはなりますが、Xmindのデメリットについても紹介します。

  • クラウド型でない
  • 料金設定が高め

大きく2つのデメリットがありますので、そちらも詳しく触れていきたいと思います。

クラウド型ではない

活用方法や好みにもよりますが、XMindはファイル共有型であり、クラウド型ではありません。そのため、ブラウザで開いてリアルタイムで複数人で編集、などの使用方法は不可です。

ただし、個人利用や一つの端末でしか作業しない方にとっては、特に問題ではないでしょう。

Dropbox や iCloud  などのクラウドストレージやローカルファイル共有機能を使えば、複数端末間での共有は可能です。

サブスク版Xmindは料金設定がやや高め

Xmindを含めた主要なマインドマップツールの最安プラン価格(2022/5 現在)を比較してみました。

マインドマップツール月額料金
Xmind 2022566円
MindMeister540円
Cacoo660円
Coggle$5
MindNode280円
Mindomo€5.5
FreeMind無料

全て月や年払いのサブスクリプションサービスでの提供のため、買い切りタイプのXMind 8(13,036円)と一概に比較できませんが、XMindは初期投資が大きい分、価格設定が高めな印象を受けます。ただ、そこまで大きな差はないのでどのマインドマップツールを選ぶかは、最終的に自分の目的や好みに合ったものがおすすめです。

Xmindの活用方法

ここまで、マインドマップやXMindの概要、メリット・デメリットを紹介してきました。最後に、XMindの活用方法についても紹介します。

ブレインストーミング

個人だけでなく、チームミーティングでのブレインストーミングにも役立ちます。

自由に吐き出されたアイデアの結果は視覚化され、新たな発想に結び付けることができます。

プレゼンテーション

マインドマップは、そのままプレゼンテーションにも利用可能です。始めは全てのブランチを閉じた状態から、説明する部分のみ開閉するなどして、視聴者にも分かりやすいプレゼンが可能です。

また、有料機能ですが、「ピッチモード」を利用することで、簡単に綺麗なスライドショーが完成します。別途パワーポイントなどの資料を作成する必要もありません。

学習

ビジネスセミナーや学校の授業でノートやメモなどに活用できます。編集や修正が直感的にできるので、想いのままにタイピングして後から整理も簡単です。

また、オリジナルの暗記ノートとしても活用できます。問題の要素から答えのブランチを生やして開閉することで、資格試験などの暗記にも役立ちます。

タスク整理

タスク管理としての用途も有効です。

目標までの道のりを細分化して、完了したタスクにはチェックを入れることで、視覚的にタスクを管理、確認できます。

まとめ

数あるマインドマップツールの中でも有名なXMindについて、その概要やメリット・デメリット、活用方法を紹介しました。

有料版を購入せずとも、マインドマップとしての基本的な機能は十分に揃っています。無制限にファイルを作成できるところ等は、長く愛用していくうえで嬉しいポイントです。

まずは無料版をお試しいただいて、ライフスタイルの中にマインドマップを取り入れて見てはいかがでしょうか。