開業するならどっち?田舎と都内の美容室の違いを5項目で比較

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これから美容室を開業するにあたって、どこで開業しようか悩んではいないでしょうか?大きく分けて、都内や地方都市、もしくは地元の田舎に帰って美容室を開業するパターンが多いかと思います。

しかし、それぞれの特徴を知らずに直感で開業場所を決めてしまうと、後々後悔するかもしれません。

そこで本記事では、田舎の美容室と都内の美容室の違いをいくつかのセクションに分けてご紹介。これから美容室の開業を考えている方の参考になりましたら幸いです。

必要経費の違い

経費

【都内】

一般的に美容室の経費としてかかるものは、固定費として家賃や水道光熱費、通信費、人件費など。その他に毎月変動する費用として道具代や雑費、賞与などが入ってきます。

都内の場合、家賃がものすごく高いので必要経費は田舎よりも多くなります。都内から少し離れた場所ですら坪単価1万円以上は当たり前となってくるので、少人数のスタッフで運営する10坪程度のサロンでも、毎月固定費は10万円以上発生します。実際は10坪10万円で借りられる物件はほぼありません。見つかったとしてもそもそもの立地が悪かったりと、何かしら妥協をしなければ安い賃貸を借りることは難しいといってもいいでしょう。

また、小さいサロンを一人で経営しているのでしたら人件費は自分の給料だけになりますが、スタッフを雇う場合はその分人件費も多く必要になります。その人件費も地方や田舎よりも多く発生する傾向にあります。

【田舎(地方)】

必要な経費に関しては都内とほぼ変わりません。

ですが田舎や地方はネックとなってくる固定費「家賃」が都内よりも安いので、同じくらいの売上であれば田舎の方が利益は生み出せます。どのくらいの田舎かによりますが、場所によっては1坪5000円以下でも見つかります。

給料の違い

給料

【都内】

スタイリストかアシスタントか、それともオーナーかで給料は異なってきますが、都内だとスタイリストまで行くと指名料を追加できるので、その分給料も上がります。

とは言え、美容師の給料のブレ幅はお店によってかなり違ってきます。スタイリストさんでも10万円ちょっとの人もいれば、超人気スタイリストになれば月収100万円以上を稼ぐ人も。

田舎よりも美容師人口が多い分当然競争も激しいですが、その激戦を勝ち抜いたら大きく稼ぐことができるでしょう。

【田舎(地方)】

田舎の場合指名料を取っている美容室がそもそも少ない傾向にあり、給料はどちらかというと一定基準で安定しています。

しかし、アシスタントからスタイリストへステップアップするまでの時間が都内と比べて早いこともあるため、その分独立するスピードも早いです。独立することで月収100万円以上稼ぐオーナーにステップアップすることも不可能ではありません。

ただし、どこの美容室もスタイリストデビューまでが早いというわけではありません。これは完全にお店によって違い、中には5年経ってもアシスタントという人も。

ターゲットの違い

ターゲット

【都内】

都内は人口が多い分、様々なターゲットを絞って美容室を経営することができます。例えば、女性限定、男性限定、女性でも20〜30代限定などなど、来店してもらいたいお客さんを細かく絞ってもお客さんが入ってきます。

先ほども書きましたが、これができるの理由は、都内が単純に人口が多く様々なターゲットを狙いやすいからです。東京は年々移住者が増加しているので、ターゲットを絞って美容室を運営しても大丈夫なのがメリットでしょう。

【田舎(地方)】

一方の田舎では人口が限られている分、様々なお客さんの要望に答えなければなりません。都内と同じように細かくターゲットを絞ってしまうと、あまりにもそのターゲットに刺さるお客さんが少ないので商売が成り立ちません。

ですので、老若男女対応できる技術がなければならないのがデメリット。(ターゲットを絞って成功しているサロンも田舎にはあります。)

時間的自由差の違い

時間

【都内】

都内は他店との競争でバチバチなので、時間的自由はかなり少ないオーナーさんが多いです。

どうやったらあの美容室を出し抜けるかの戦略設計、スタッフの教育などなど、やらなければならないことが沢山あります。特にスタッフさんの教育は、都内だと従来のやり方からトレンドまでカッチリ教え込まないといけないとスタイリストとしてデビューさせにくいので多くの労力を使うのは間違い無いでしょう。

【田舎(地方)】

都内と比較すると多少時間的余裕は生まれやすいです。

サロン自体も夜遅くまで開けていることが少なく、中には19時でお店を閉めてしまう美容室も。都内だと21時までの営業はザラにありますし、中には24時間営業しているヘアサロンなんてのも登場しているので、それに比べると田舎の時間はゆっくり流れているなと感じます。

とは言え、開業したてのスタートアップ時は時間的余裕はありません。私が毎回通っている美容室さんでは、最初の1年くらいは家に帰らず頑張って営業していたと言っていました。

入ってくる情報量の違い

情報量

【都内】

都内は日本の中心なので、入ってくる情報量が段違いです。

最近のトレンドがあればすぐ耳に届くようになっていますし、美容室を経営している人はそれらの情報に敏感。その分勉強量が多いのでハードな環境なのは間違いありません。

【田舎(地方)】

田舎の場合、少々遅れてトレンドが入ってくることが多いです。

例えば2018年の後半頃、タピオカが都内で流行り始めましたが、仙台で流行り始めたのがそれよりもちょっと遅い2019年になってから。これはタピオカに限らずほぼ全ての業種で言えることです。

ですが、田舎でもアンテナを高く張っている人は都内でのトレンドをいち早く感じ取り、セミナー等に参加して情報を得ている人もいます。今の時代ネットがあるので昔よりはトレンドの入りが早くなりましたが、それでもまだ地方は遅いなと感じます。

まとめ

今回の記事では、美容室をこれから開業する人向けに、田舎と都会の美容室の違いについてご紹介してきました。

田舎は固定客、つまりはリピーターができるまで大変ではありますが、一度ついたら離れにくいのも特徴です。なぜなら至る所に美容室があるわけではなく選択肢も少ない、そこで一歩秀でた存在になっていればお客さんを独占できますよね。

一方都内は競争率が激しく、優れたカット技術を持っていると言っても他店のスタイリストさんも同じレベルのカットができることが結構多いです。差別化や戦略設計という部分で差をつけていかなければなりませんが、その辺をクリアしたサロンであれば都内でも安定した経営ができるでしょう。

そもそも田舎での美容室経営は本当に儲かるのか疑問に感じている人は、一度下記記事をご覧くださればと思います。

代表 画像

著者:川原遼太郎

ホームページ集客を得意とするWEBマーケター。2016年からメディア運営を開始し、わずか2年で月間250万PVを超えるメディアに成長させた実績あり。その後2019年末に、メディアを他社企業様へ売却。現在は、これまで培ってきたWEBマーケティングの知識を活かし、得意のコンテンツSEOを中心に個人事業主・中小企業様へオンラインでのビジネスのやり方をアドバイス・コーチングしています。